社労士試験選択式試験過去問アーカイブ

2000年以降の社労士試験選択式の過去問をすべて掲載しています。

平成20年社労士試験選択式過去問 厚生年金保険法

1 厚生年金保険法においては、保険料その他同法の規定による を徴収し、又はその還付を受ける権利は、2年を経過したとき、保険給付を受ける権利(当該権利に基づき として支払うものとされる保険給付の支給を受ける権利を含む。)は、5年を経過したときは、時効によって、消滅するものとされている。

2 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律の施行日(平成19(2007)年7月6日)において、社会保険庁長官は、厚生年金保険法による保険給付(これに相当する給付を含む。以下同じ。)を受ける権利を有する者又は施行日前において当該権利を有していた者(同法第37条の規定により の支給を請求する権利を有する者を含む。)について、同法第28条の規定により記録した事項の訂正がなされた上で当該保険給付を受ける権利に係る の訂正を含む。以下同じ。)が行われた場合においては、その による当該記録した事項の訂正に係る保険給付を受ける権利に基づき として支払うものとされる保険給付の支給を受ける権利について当該 の日までにした場合においても、当該権利に基づく保険給付を支払うものとされている。

  1. 訂正前の給付が確定
  2. 脱退一時金
  3. 徴収金
  4. 支払期月ごとに又は一時金
  5. 賦課金
  6. 支給要件の確認
  7. 経過的加算
  8. 裁定
  9. 調整納付金
  10. 返納金
  11. 年金たる保険給付
  12. 手当金
  13. 受給資格の確認
  14. 支給を停止
  15. 給付額を減額裁定
  16. 加給年金額
  17. 繰上げ支給の老齢厚生年金
  18. 給付額の改定
  19. 消滅時効が完成
  20. 未支給の保険給付

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正答

  • 徴収金
  • 支払期月ごとに又は一時金
  • 未支給の保険給付
  • 裁定
  • 消滅時効が完成

解説

前段の文章は、厚生年金保険法の時効に関する部分。ここの空欄 A と B は普通に入ると思います。それで2点キープ。

後段は年金時効特例法の第1条。平成19年7月6日に公布及び施行され、平成20年にタイムリーな出題。C、D、Eのどれかは得点して3点は取りたいところです。特に E は、この問題は「時効」の話をしており、選択肢の中で「時効」の文字が入っているのは「消滅時効が完成」だけなので、入るのではないかと思います。

「見たことない」と思いがちですが、既にテキストで勉強している範囲で対応できる問題でした。

厚生年金保険法の選択式は、老齢・障害・遺族といった法律のメインの給付部分よりもやや外れたところからの出題が多い傾向があります。遺族厚生年金まで勉強を終えた時点で気が抜けてしまいがちですが、選択式対策としては最後まで基本事項だけでも、抜け目なくやっておかなければならないですね。